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はな子とオット。の、カナダ・アメリカ旅行珍道中(2)
昨日、アメリカ滞在最終日に自分宛てに書いたエアーメールが届きました。9枚出したはずなのに、昨日手元に届いたのは5枚のみ。
あまりにも私の字が美しすぎるため、4人の郵便局員が一枚ずつ家に持って帰って額縁に入れて、床の間にでも供えているのでしょうか。あなたたちの気持ちは痛いほど分かるけれど、ホテルの部屋でスパークリングワインをオット。と二人で1本飲みほし(大部分私が飲んだ)気持ちよくなって、開いたスーツケースの角めがけて背中から倒れこみ、酔っぱらっているせいか次の日にならないと痛みがわからないような、今現在も腫れが引いていないような強打をしているにもかかわらず、私しか読めない字で書き殴った、私の汗と涙と努力の結晶を返せー!!
さて、気を取り直して旅行記の続きございます。
12/27
PM 4:30
ムッス〜っとしているオット。(←夫のハンドルネーム・由来)へ説教が終わって約1時間も経つというのに、JTBからは一向にチケットが取れたという連絡が携帯にない。
イスに横になって寝ているオット。の胸ポケットから、JTBから連絡が入る予定の携帯をそっとぬきとり、JTBツアーデスクに、「もーこれ以上待てんわー!!」とばかりに乗り込んだ私に、JTBは、
「お名前は?」「はな子さんと、オット。さんですね、しばらくお待ちください。」「ねぇねぇ、これってもう渡していいのぉ?」「えーと、うん、大丈夫。」
出来とんならさっさと電話してこんかい!と怒る気持ちをぐっと抑え、出国から帰国までのすべての航空チケットを受け取り、完全に旅行する意欲を失っているオット。の元まで、「やっと出発だぜー!!」と喜び勇んで走っていった。
私:「ねえねえ!関空18時55分出発だって!早くチェックインしよーよ!」
オット。:「ふぅ〜〜〜ん・・。結局、何時間遅れたん?」
私:「えーーーと、4時間30分かな。デトロイトに着いて、それから飛行機乗り換えてバッファローに着いて、それからカナダ入りするのがホントは現地時間の18時くらいだったのが、23時くらいになるみたいよぉ。」
オット。:「ふぅ〜〜ん・・。」
ノースウェスト航空のカウンターに向かう手前の入り口で、スーツケースを開けろと言われ、仕方なく開けた私のスーツケースの中には、衣類にまぎれて生理用ナプキン≠ェどどーんと鎮座していた。旅行最終日くらいに生理になるかもしれないと念のために入れたのだ。
それをこんな若くて肌スベスベの男前のにーちゃんに見られるなんてー!!!うぇ〜〜ん・・。と恥ずかしがる年齢でもない私は堂々としていたけれど、それを見たオット。が、紙袋に入れるくらいしろと耳打ちしてきた。
いーじゃんか別に!スーツケースを開けた時、パンツやらジジシャツやらモモヒキやらが、スーツケースから勢いよく飛び出し、それを赤面しながらあわてて拾ってた奴に言われたかねー!!
PM 6:30
私たちが乗るノースウェスト70便の、機長やらスチュワーデス(キャビンアテンダントというのか?)やらの乗務員が搭乗口に集まってきた。
わおー全部ガイジンじゃー!すごーい!と喜んでいる私と、ガイジンの群を見て、これからはじまる旅行に緊張してきたのか、さっきまでヌボォ〜〜としていたのに、なにやら硬直しているように見えるオット。である。
PM 7:00
出発時間(PM
6:55)が過ぎたのに、乗務員すら飛行機に乗り込もうしない。
搭乗口にいたノースウェストの日本人スタッフに詰め寄ろうと前のほうに行くと、「何時出発というハッキリとした時間は今のところはわかりかねます。」「乗り換えするお客様についてはデトロイトに着いた時点で、現地の者がお世話します。」とのこと。
「現地の者ってガイジンなんでしょ?日本語通じるの?」と私の周りにいた日本人の方達が口々に話している。先に話を聞いてきた人たちの話に聞き耳を立てていると、「乗り換えの便がなくなって、デトロイトに泊まることになるかもってー。」「ちょっとそれって、ノースウェスト持ち?」「そんなわけないじゃなーい。自費よ、自費。」
マジかよ!?デトロイトに泊まったら、次の日の朝からある「ナイアガラ半日観光」飛んじゃうじゃんかー!それに対して悪いのはノースウェストで、JTBは悪くないから金返ってこんぞー!!てゆーか金の問題じゃなーい!ナイアガラ観光は絶対はずしたくないんだーー!!
私:「ねぇ、、どうするぅ?」
オット。:「どうしよう・・。」
オット。よ、期待してなかったけど、「どうする?」に対して「どうしよう。」って・・。
いかん、いかん、いかんぞーー!!オット。に頼ってどーするんだー!!と頭フル回転させ、フル回転させた結果思いついたのが、JTBの緊急連絡先に電話して、デトロイト泊になった場合、宿やらバッファローに向かう飛行機便やらをお世話してくれるのかってことを聞こう!ということだ。
たしかフリーダイヤルだったよな。と思いながら10円玉を握り締め、公衆電話に向かうと長蛇の列。やっと私の順番になって、10円玉を入れようとすると、10円玉を入れるところがない。テレフォンカード専用の電話機だ!くぅー!!
テレフォンカード販売機までテレフォンカードを買いに行き、また長蛇の列にならぶ私であった。
やっと順番が来て、JTB緊急連絡先に電話すると、
「お客様のおかけになった電話番号は現在つかわれておりません・・・。」
とアナウンスが流れる。間違って押したのかと思い数回繰り返すも同じメッセージが流れるだけ。なんじゃ、天下のJTBが、間違った電話番号記載しやがってーー!!と怒り狂いながらふと隣を見ると、ガイジンが電話をかけている。はっ!もしかして、この緊急連絡先ってここ(関空)からかけると国際電話になるのか?と思いついたのはいいけど、国際電話のかけ方なんて知らーん!
しかし、5秒後私は発見した!公衆電話に国際電話のかけ方を明記してあるのを。
ピッポッパッポッ トゥルルルルルル・・・・
つ、つながったぁあああ!!!
ベラベラベ〜ラ、ベラベラベラベ〜ラ(英語)
へ?日本語のスタッフがでるはずじゃ・・
トゥルルルルル トゥルルルルル
へ?あ!転送してるのかー。な〜る〜。
「も、もしもしー、はな子と申しますがー、今関空でー、飛行機が遅れてー、デトロイトからバッファローに行く便にー、えーーと、、、、。」
「あの、お客様?お客さまはどちらの旅行会社を利用されていますか?」
「JTB!!」
「お名前は?」
「はな子です!!」
「えーと、少々お待ちください。」
あれぇ・・フリーダイヤルのはずなのに、どんどんテレフォンカードの度数が減ってゆくわ!なんでなんでーー?なんかすごい勢いー!!キャーー!!もう待てん待てん!!は、はやくーー!!
「お待たせしました、はな子様とオット。様ですね。」
「ハイ!そーですー!」と、私の名前しか言ってないのに、JTB側からオット。の名前が出てきたので、ちゃんと連絡がいってるんだぁと肩をなでおろした私であった。
「で、お客さま、今はデトロイト空港からですか?」
「関空です!飛行機が遅れてまだ関空です!」
「関空ですね。それで?」
「飛行機が遅れてるんで、デトロイトからの乗り換えするのに、その日のバッファロー行きの便がなくなったら、デトロイト泊とか次の日のデトロイトからバッファローに向かう飛行機便、ちゃんとJTBにほうで手配してくれるのかってことなんですけど!」
「あ、はい、それはもう。空港に現地スタッフが行きますので。そちらのスタッフがきちんと手配いたします。」
「飛行機が遅れてるってこと、現地スタッフに連絡行ってるんですか?」
「はい、連絡行ってます。安心してください。」
PM 8:00
オット。の元まで戻ってきて、電話のかけ方で苦労しまくったことを語るも、精神的にも肉体的にも疲れきっているのか、目もうつろで右から左へという感じ。んもぉー!私がこんなに苦労してるのにテメわー!と怒ろうとしたとき、やっと搭乗口が開かれた。
私たちの座席は窓際の一番後ろだった。
一番後ろなのはいただけないけれど、飛行機に乗ると、ずぅ〜〜〜〜〜っと窓に張り付いている私としては、窓際はとても嬉しい。
PM 8:30頃
やっと機体が滑走路へ向けて動き出した。ついに出国だ〜!と思ったのもつかの間、滑走路まで行ったのに、エンジントラブルのためいったん戻りますとのアナウンス。
約30分後、「ただいま直しております。」とアナウンス。
約30分後、「エンジンを写真にとって、(ノースウェスト航空の)本社のミネアポリスに送ってこれで大丈夫なのかどうかを伺います。それに約30分ほどかかります。」とアナウンス。
約30分後、「この機体では無理なので、機体を変更します。」とアナウンス。
PM 10:20
クソボロ飛行機のすぐ隣にあった同じ型の飛行機に乗り移り、やっと滑走路へ。
今度こそ、今度こそー!!
結局、関空を飛び立ったのは、本来の時間から8時間遅れの、午後10時20分だった。
私:「ねぇオット。、この関空の出来事、これから始まる災いの序章にすぎなかった・・・なんてことはないよね?」
オット。:「ハハハハハ・・・。」
私:「ハハハじゃない!この旅行の災いは、すべてこの関空ですませたんだよくらい言って私を安心させてよ!」
私:「ねぇ、(旅程表を指して)見て見て、ラスベガス→サンフランシスコはユナイテッド航空でしょ、羽田→関空はJALでしょ。それ以外、利用するの航空会社、全部ノースウェスト航空だよ・・。」
オット。:「・・・・・・。」

「たいしたこともなかったのに、そうやって何が起こるんだろうって
期待させててるだけですよぉ。みなさん気をつけて〜。」
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